陰キャの川流れ
夏。何もせずに終わる。
そんなの絶対嫌だ。
陰キャでも青春したい。
ということで
秋川渓谷にやって来ました。
今回はカースト最底辺オブ最底辺の陰キャレジェンドちゃんと川遊びデートです。
なんとか電車を乗り継ぎ武蔵五日市駅までは来られたものの、どこに秋川があるか分からない。
そのため現代っ子の私たちはYahooの路線検索サービスで検索し…
バスで西戸倉まで行き…
Googleの地図サービスで…
指示された場所まで歩きました。
えっっっ????
どこ??????
人っ子一人いないクソ田舎に着きました。
駅にいたウェイはおろか、原住民の方々の姿も見えない。
民家の庭には謎の白いタンク。
きっとこのタンクは私達のように迷い込んだヨソモノを、村の古いシキタリに乗っ取り処分する為に用いるのでしょう。
真夏日にもかかわらずどこかひんやりした空気と、キャンプ場の錆びた看板が私達の不安を掻き立てます。
焦って駅で貰ったパンフレットを確認と…
はっ???
トホゴフン?
暑さで多少溶けながら40分ほど歩き
ブドウムシや…
ミノムシ…
モッコリフラワーや、
自己犠牲の心に溢れた豚などの刺客をくぐり抜けて…
川に着きました!!
透明で生臭い、どこか懐かしい川。
実はここは小学生の頃に遠足で1度訪れた場所なのです。
かつての純粋さを取り戻した私達はズボンの裾をパンツに巻き込み川に飛び込みます。
冷た〜〜〜〜〜い!
水鉄砲も撃っちゃお。
うわ〜〜〜〜〜!
おしっこ撒き散らしてるみたいに水が飛ぶ!
他にも魚を観察したり、水切りをしたり、ボーちゃんになりきったりして遊びました!
私は水切りの際に宝永山くらいの大きさの岩を投げたのですが、その岩は地球を1周して小石程のサイズになって戻ってきました。猿王バンビーナ。
川は結構流れがはやく、普段運動していない私達は足を一歩踏み出すだけで体が持っていかれそうでした。
近くの陽キャさん達は流れをものともせず、水の中を動き回っていました。
川を甘く見ていたDQNが事故る現象はよく「DQNの川流れ」と言われていますが、陰キャはそもそも外に出ないだけで、いざ川に入るとDQNよりも陰キャの方が川に流されやすいということを学びました。
ん?
ナンマイダーナンマイダー…ウゥ…
ナンマイダーナンマイダー…ウゥ…
これ、メイちゃんのじゃないかい?